
本日は昨日の続きになりますので、
昨日の第1部はコチラからご覧ください。
当時は「失われた20年」とよく言われる
不景気の真っ只中で、その洋服屋もどうやら
下降気味だったようです。
単発のアルバイトに入らせて
もらったりはしてたんですが
なかなか正規雇用とはいかず、
ただいずれその日が来ると信じて
他で働きながら販売員としての
経験を積んでいました。
するとそのお店は閉店することになり、
その時点でその店長も解雇。
ただそれがきっかけで、
せっかくブランドもあって顧客も
ついているのに
それを全部手放すのはもったいないから
自分たちで店を出そうじゃないかという
話になりそれを実行。
2年後に2店舗目も出店し、
最初の店舗の仕入れから販売までを
任されることになりました。
その期間約10年。
今思えばブレにブレてた
10年でした。
ころころ取り扱いブランドが
変わって一体何をしたいのか良く
分からない店になってしまっていました。
そこで改めて自分が一体何を
したいのかを考え直した結果・・・
「老若男女誰からも好感を
抱かれる装いを提供する」
ことだということに辿り着きました。

そしてそれが出来るのが
原点回帰でクラシックな
イタリアンスタイル、
イタリアン・カジュアルだと
いうことに至りました。
それから徐々に品揃えを
イタリアン・カジュアルへと
シフトしていったんですが、
ある時、仕入れを抑えろと
言われていたのに逆に過剰発注を
してしまったことがきっかけで
仕入れ権限を剥奪されて、
その時揃えていたブランドも全部やめて
まったく別の方向性の店にしていく
ことになりました。
自分が辿り着いたものを全否定されて、
何のやり甲斐も見いだせなくなって
しまったことで独立を決意。

そして2017年8月1日に
alta sottoをオープンしました。

因みにalta sottoはイタリア語で
altaが「高」、sottoが「下」を
意味します。
「自信のキャリアの集大成」
という意味を込めてわたくし
高下修二自身の名を店名にしています。
それでは第2部はこの辺で。
続きは明日の第3部を
ご覧くださいませ~。








